~学びと気付きの場所作り~

◆地域での活動や、日々試行錯誤した事について書いています◆

釜石コンパスに参加して

昨日は『釜石コンパス』という事業に、

講師の1人として参加してきた。

 

そこでの気付きなどを、

つらつらと書いていきたいと思う。

 

(釜石コンパスについて語っている過去ブログ一覧)

参照①:マクロな視点で地域を見る - ~学びと気付きの場所作り~

参照②:夢や目標を持つこととは - ~学びと気付きの場所作り~

参照③:釜石コンパスでの高校生の悩み - ~学びと気付きの場所作り~

 

釜石コンパスとは

 

まず、あらためて釜石コンパスについて、

自分の言葉で紹介してみようと思う。

ホームページを見ていただければわかるのだが、

高校生のキャリア構築支援授業であり、

釜石高校の生徒は、卒業するまでの3年間で、

計4回参加することになる。

(参照:釜石コンパス - 高校生のキャリア構築支援事業)

 

名前の由来は、まさに“コンパス”なのだが、

受講した生徒が人生という海を進む時に、

コンパスのような羅針盤となれば、

という想いでつけられたようだ。

 

毎回20人前後の講師が参加し、

基本的に一方的な講義形式ではなく、

対話形式で進められていく。

(講師によってやり方は様々である)

(かく言う私は講義と対話の中間のスタンスだ)

 

講師が語る内容は、

・高校時代に何を思ってどんなことをしていたか

・高校時代に何になりたいと思っていたか

・今は何をしているのか

といったものだと思う。

 

贈与として

 

会場は釜石高校

講師の集合時間は7時45分。

 

向かう車中で、いつものようにvoicyを聴く。

『荒木博行のbook cafe』だ。

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昨日の放送が、釜石コンパスに向かう

自分の気持ちとリンクした場面があり、

モチベーションが上がった。

(2020年6月20日放送)『ルリユールおじさん』いせひでこ/ Voicy - 今日を彩るボイスメディア

 

放送内容は、本編で『ルリユールおじさん

という絵本が紹介されていた。

ルリユールとはフランスの製本業のことのようで、

そこでの物語が絵本で描かれている。

(今度読んでみたいなと思った)

 

荒木マスターの語りの中で、

『贈与』という単語が出てきた。

 

これを聴いて、釜石コンパスって贈与だよな、

と浅はかな自分は感じたのだ。

 

講師はボランティアで参加している。

釜石高校の生徒に何か伝えたい、という想いで。

 

そして、自分の人生を語る中で、

講師自身が受けた贈与に気がつくのである。

 

話が変わるが、

講師には謝礼を渡す、というのは、

広く一般的な話である。

しかし『贈与』という概念で考えると、

講師自身も『贈与』という対価をもらっており、

そう考えると、あらためて『釜石コンパス』って

素敵な企画だなぁと感じた次第である。

 

情報社会なのに?

 

集合後には講師に対してミーティングがある。

そこで、友人でもある運営の1人が語っていたことに

「ん?」「あれ?」となった場面があった。

 

一言一句覚えているわけではないが、

釜石の学生は仕事の情報が得られない、

といったものだったと思う。

 

この考えは、釜石コンパスの根本に関わるもので、

仕事だったり、大人の話だったりを、

聴く機会がないからこそ、この事業があるわけだ。

 

私が疑問に思ったのは、情報社会と言われ、

ありとあらゆる情報に溢れている現代に、

情報を手に入れられないとはどういうことか、

ということである。

 

・欲しい情報が手に入らないのか

・生の声としての情報を指しているのか

・情報の検索方法がわからないのか

・情報がそもそも発信されていないのか

・情報のマッチングの問題なのか

 

箇条書きにしてあげたが、

掘り下げたりせずにそのまま進めていきたい。

 

他にも、家庭だったり、学校だったり、

そうした環境というのもあるのかなぁ、

と思ったりもした。

これについては言語化できるレベルにないので、

今後も考えていきたいと思う。