~学びと気付きの場所作り~

◆地域での活動や、日々試行錯誤した事について書いています◆

ラーメン漫画の虜

土曜日。

子供の昼寝時間が終わる頃。

小音にて、めんこいテレビを見ていた。

 

めんこいテレビは、

岩手県のフジテレビ系列のチャンネルだ。

 

16時からドラマがはじまった。

『行列の女神〜らーめん才遊記〜』である。

(参照:ドラマBiz「行列の女神 ~らーめん才遊記~」(BSテレ東)の番組情報ページ | テレビ東京・BSテレ東 7ch(公式))

 

今回このドラマの第2話をたまたま見て、

色々と思い返すことがあった。

 

ちなみに、その時の衝撃を、

いつものようにツイートしていたので添付する。

 

いつものように日記感覚で、

つらつらと書いていきたい。

 

私にとって

 

いきなり何の見出しかと思うかもしれないが、

私はラーメンが大好きだ。

 

正確に言えば、大好きだった、

となるのかもしれない。

 

今でも好きは好きなのだが、

高校時代から結婚するまでのラーメン熱を思えば、

今はラーメンを食べる回数も少なくなった。

 

また、以前は、まだ見ぬラーメンの味を求めて、

遠方まで足を運ぶことも少なくなかった。

 

そんな、ある種の情熱が、今となっては懐かしい。

 

私にとって、ラーメンとは青春であり、

未知なる味との遭遇の機会であったと思う。

 

ラーメンの虜

 

ラーメンにお熱だった頃。

まだ知らぬ味を求めて彷徨い歩いていた頃。

 

新たな刺激を求めた私を満足させるラーメンが、

出身地の東京には数多くあり、

充実していたと思う。

 

岩手県に来てからも県内のラーメンを食べ歩いた。

 

岩手にも美味しいラーメンがたくさんあったが、

だんだんとラーメンに対する熱は冷めていった。

 

別に、岩手のラーメンのレベルが低い、

とかそういうことではない。

 

単純に新たな味に遭遇し辛くなっただけだと思う。

 

キッカケは何か

 

そんな私が、ラーメンの虜になったキッカケは、

何だったのだろうかと思い返すと、

不思議と、これといったものが思い出せない。

 

たぶん、どこかのラーメン屋の味に感動したとか、

そんなありきたりなものだと思われる。

 

強いて言うなら、高校生になり、

仲間達と美味しいラーメン屋に行ったことが、

キッカケとなったのではないかと思う。

 

ラーメン好きになったキッカケは覚えていないが、

私をラーメンの深淵に誘い込んだキッカケは、

間違いなく『ラーメン発見伝』だと断言できる。

 

 

冒頭に挙げたドラマの原作となる

『ラーメン才遊記』は『ラーメン発見伝』の

続編にあたる作品だ。

 

私は、この漫画が大好きで、

お恥ずかしい話だが、この漫画の情報を得て、

さも自分の言葉のように語っていたくらいだ。

 

要するに作中に皮肉の対象として出てくる

ラーメンオタク達のように、

知ったかぶりをしていたのだ。

 

漫画の魅力

 

なぜこの漫画が好きだったのか?

 

もちろんラーメンが好きだからなのだが、

それ以外の要因があったと、今になって思う。

 

ここで、Wikipediaから漫画の概要を引用する。

 

他のグルメ漫画と異なり単なる“おいしいラーメン”を製作することだけを目的とする趣旨ではなく、むしろ味を追求しただけの“おいしいラーメン”には材料費などの「コスト」、回転率や常に提供できるか、客の心情という「サービス」等ラーメン店経営としては何らかの大きな欠点を持つことを厳しく指摘し、「おいしさ」と「経営」の折り合いやこれに立地条件や宣伝戦を加え、“騙し無しでビジネス的に成功するラーメン店”を目指すことに物語の重点を置いて描かれている。

(引用:ラーメン発見伝 - Wikipedia)

 

Wikipediaを見て、改めて気がついたことがある。

 

『なぜこの漫画に惹かれたのか?』に対する

自分なりの答えだ。

 

単なる美味しさだけでなく、

コスト・サービス・経営面といったビジネス面が

語られており、その話題の広がりが魅力で、

時にラーメンの文化的な考察も盛り込まれている。

 

そんな、まだ知らぬ世界を垣間見ることができる

点に、私は惹かれたのだと自覚したのである。

 

芹沢さんの魅力

 

今回たった1話、ドラマを見ただけで、

めくるめくラーメン漫画の虜になってしまった。

 

『ラーメン才遊記』を全11巻購入して読み、

さらに、その続編にあたる『ラーメン再遊記』を

購入して読んでみたのだ。

 

 

そこで気がついたのは、

『芹沢達也』というキャラクターの魅力だった。

 

ラーメン発見伝』を読んでいた頃は、

主人公のライバルとして、

時にシニカルに、時にエモーションに、

魅力的なキャラクターとなっていた。

 

続編の『ラーメン才遊記』では、

主人公の上司として、

また会社の社長として、

はたまたラーメン職人として、

これまた魅力的なキャラクターを形成していた。

 

そして、最新作である『ラーメン再遊記』では、

ついに主人公となった芹沢さん。

 

作中の年齢は定かではないが、

『ミドル・エイジ・クライシス』という単語からは、

おそらく、私よりも少し上の世代かと推測する。

(ちなみに私は37歳)

(芹沢さんは40代か?)

 

ミドル・エイジ・クライシス

 

ちなみに、ミドル・エイジ・クライシスとは、

ということで、例の如く調べて引用する。

「ミドルエイジクライシス」という言葉をご存じでしょうか。人生の中盤に差し掛かり、仕事もプライベートもある程度の経験を積んで、今一度、自分自身を振り返る時期を迎え、今までの自分とこれからの自分の狭間で、「このままでいいのか」と不安や葛藤を抱え、不安定な状態になることを指します。

(引用:ミドルエイジクライシスを侮ってはいけない | 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準)

 

作中、下の世代の台頭と、自身の才能の枯渇と、

自身のアイデンティティや、周囲のレッテルに

苦悩する芹沢さんの姿が描かれている。

 

私も、色々と日々悩むことがあり、

そんな自分の姿を重ねながら読んでいた。

 

ところで、芹沢さんの魅力は、

今作でも十分に伝わると思うが、

前作、前々作、と読むことで、

より味わい深いものになると思う。

 

読んだ方はきっと「あの芹沢さんが…」

と思うに違いない。

 

『ラーメン再遊記』は、まだ1巻しか

発売されておらず絶賛連載中である。

 

今後の展開が楽しみである。