~学びと気付きの場所作り~

◆地域での活動や、日々試行錯誤した事について書いています◆

今年の100記事目

気付けばまたブログ更新の間があく。

voicy『西野亮廣のエンタメ研究所』で、

西野さんが「文章力を上げるには」というテーマで

お話された回があり、それを聴いてから、

日記感覚で毎日継続しようと試みたが、

いつしか間が開く始末。

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そんなこんなで、間が開きながらも、

今年の2月17日からブログ再開し、

今回で100回目となった。

5ヶ月で100回なので、単純計算で、

1ヶ月に20記事、1〜2日に1回、

ブログを書いたことになる。

 

大体、1記事2000文字前後であったので、

これまた単純計算だが20万文字は書いたようだ。

 

まぁ引用が多かったり、無駄な文章も多く、

内容的には考えものだが、2017年にはじめ、

その年は11記事、翌年2018年は1記事、

その翌年2019年には0記事であったので、

内容はともかく一歩前進としよう。

 

さてさて、そんな記念すべき今年100記事目だが、

本日開催した臨床思考養成塾を振り返り、

感想を書こうと思う。

 

2ヶ月に1度の1時間

 

新人薬剤師と、昨年度入社の2年目薬剤師対象に、

私が勝手にはじめた企画が臨床思考養成塾である。

その仰々しい名前とは裏腹に、

中身がスッカスカなのが問題と自認している…

 

偶数月に1年目薬剤師対象に、

奇数月に2年目薬剤師対象に、

参加者からすると隔月で、

勤務時間内の1時間開催している。

 

(参照①:新人研修の見直し - ~学びと気付きの場所作り~)

(参照②:新人研修〜1年目〜 - ~学びと気付きの場所作り~)

 

各月のテーマなどは、

添付したブログなどをご覧いただければと思うが、

1年目薬剤師には実務的内容で、

2年目薬剤師には応用的内容で、

その1時間に教えるというわけではなく、

あくまで気付きや学びのキッカケとなれば、

という思いでやっている。

 

そもそも、1時間で何が変わるのか?

という思いもあり、その点は配布資料などで

カバーするようにしている。

 

当初は、反転学習という手法を取り入れたい、

と自分自身に課していたが、

資料作成がギリギリになり、

結果的にはそうなっていない。

この点は、反省すべき点である。

 

また、必ず参加者のアウトプット時間を設ける、

ということもしている。

1年目薬剤師であれば3分間スピーチを、

2年目薬剤師であればPowerPointなどを用いた

プレゼンテーションを、やってもらう。

 

今日のテーマは服薬指導と薬歴

 

本日の対象は1年目薬剤師であり、

参加者は2名で、5月下旬から配属店舗にて、

服薬指導と薬歴を経験しはじめており、

1時間の中ではロールプレイなどは行わず、

対話による言語化を試みた。

 

ちなみに、最初は3分間スピーチでは、

4月の臨床思考養成塾を開催後に、

今回のテーマを設定した。

 

2ヶ月間で1冊の本を読み、

その内容について3分間スピーチする、

というものであった。

 

ちなみに、参加者2名が読んできた書籍を、

添付するのだが、スピーチを聴き、

私自身が色々と刺激を受けた次第である。

ノルウェイの森 (講談社文庫)

ノルウェイの森 (講談社文庫)

 
大切な人の命の終わりにどうかかわるか ただ、寄り添う。

大切な人の命の終わりにどうかかわるか ただ、寄り添う。

  • 作者:玉置 妙憂
  • 発売日: 2020/03/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

これは、2人のスピーチを聴いての感想だが、

共通していたのは『生と死』であったと思う。

医療従事者として、薬剤師として、

人として、何ができるのか。

そんな想いを感じるとともに、

立場上受講生と講師という関係になっているが、

彼等は立派な1人の人間である、

とあらためて感じた。

 

まぁ当たり前の話ではあるのだが、

これから先も、教える教わるという関係ではなく、

ともに気付きや刺激を与え合える場所にしたい、

そう思ったのである。

 

対話を通しての言語化

 

上記のように、3分間スピーチが終わってからは、

服薬指導と薬歴について対話をしていった。

 

まず、実践の中で困ったことがないか、

また、疑問に思うことはないか確認した。

 

その後は、今まで経験した中で、

1番良かったと思う服薬指導は何か?

という質問をした。

 

それぞれ、各人に言葉にしてもらうことで、

思考を言語化していこうとする試みだ。

この試みは『荒木博行のbook cafe』の影響を

受けており、参加者からしたら何のこっちゃ、

となりがちかなぁと思う。

 

言葉にするという行為そのものが、

個人の思考と直結するものであり、

また言語化することで見えてくるものがある、

という前提のものである。

 

何だが書いていて訳がわからなくなってきたが…

 

例えば「1番良かったと思う服薬指導は?」

で言えば、この質問に回答することで、

何が良かったのか?

どんな点が良かったのか?

を発話者自身が認識できることとなり、

言語化することで再度同様の場面に出会しても、

そのエッセンスが活かされるのではないだろうか。

 

参加者の2名が満足したかどうかはわからないが、

今後も思考と気付きのキッカケとなれば良いな、

と思っている。