~学びと気付きの場所作り~

◆地域での活動や、日々試行錯誤した事について書いています◆

普通とは何か

以前、私の第二子となる息子の話を書いた。

(参照①:脳室周囲白質軟化症を知った日 - ~学びと気付きの場所作り~)

(参照②:息子の障害を知った時 - ~学びと気付きの場所作り~)

 

前期破水から、

帝王切開にて早産にて産まれ、

脳室周囲白質軟化症という障害がある、

と診断された息子のことや、

それを知った私自身の心の変化を書いた。

 

そのブログにも書いたが、

私も含めて、日本という国は、

障害者という存在に対して、

なかなか理解され辛い雰囲気があると思う。

 

義母の言葉

 

私達家族は現在岩手県釜石市に住んでいる。

私の出身は東京都八王子市で、

妻は岩手県大船渡市である。

 

大船渡市は釜石市の南に位置し、

車で40分くらいの距離にある隣町だ。

 

妻は、大学生時代に父親を亡くしているが、

母親は健在であり、隣町ということもあり、

子育ての手助けをしてくれる。

 

義母は、週に2回ほど来てくれるのだが、

パートタイムで仕事もしており、

休みの日に手伝いに来てくれるのもあり、

休みなく働いているような感じだ。

 

本当にありがたい限りで、

感謝しかないのだが、

そんな義母の言葉でひっかかることがある。

 

それは、障害のある孫の将来に対して、

「普通に育ってもらいたいなぁ」

と吐露する場面だ。

 

義母がパートで働く仕事先が、

障害者施設ということもあり、

障害者を身近に見る機会が多いこともあり、

比べてしまうのであろう。

 

その言葉を聴いて、

私自身が嫌な思いをするとかそんな話ではない。

 

この『普通に』という言葉にひっかかるのである。

 

普通ってなんだ

 

多様性のある社会という言葉が、

叫ばれるようになって久しい。

 

そんな中で、

『普通』っていう言葉が出てしまうのは、

何なんだろう。

 

そう感じてしまったのである。

 

もちろん、

私自身も息子の将来を案じた際には、

障害の程度についてモヤモヤと考えてしまうので、

義母の発言自体は理解出来るのだ。

 

ただ、

社会が多様性を受け入れる方向に行くのに、

『普通』って何なんだろうと感じてしまい、

色々と疑問が湧きながら、

あらためて考えてみたいと思ったのである。

 

そこで、

『多様性のある社会』というキーワードで、

ググってみることにした。

 

様々なサイトがヒットする。

f:id:GORIABURA21:20200504213947j:image

私が検索し、トップにあがってきたページから、

いつものように引用する。

2030年の日本の社会におけるキーワードは、多様性(ダイバーシティー)。人種・性別・年齢などに一切関係なく、すべての人々が自分の能力を活かしていきいきと働ける社会が実現している。外国人にとっても魅力的に変わった日本の社会には、アジアを中心に海外からの留学生、就労者が増え、人口の20%は外国人が占めるまでになっている。こうした多様性にあふれる社会の中で、日本人は自分たちの文化や独自性を再発見し、自らのアイデンティティを明確にし、魅力ある国を再び作ることに成功している。またこの社会は、一人ひとりの生活を重視する社会でもあり、労働スタイルが効率的になることで、8時間勤務が実現し、自然のリズムにしたがい、自然の流れと共生する、資源循環型社会でもある。多様な価値観の人々がお互いに相手の文化や考えを尊重する中で、世界の平和、貧困の撲滅にむかって貢献する日本の能力も醸成されている。

(引用:国土交通省 国土計画局/2030年の日本のあり方)

国土交通省となっているが、

ワークショップの中でいくつかのシナリオがあり、

その中で多様性社会シナリオのCグループが、

まとめたものから引用したことになる。

 

ちなみに、ワークショップのシナリオは、

以下の4つのようだ。

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ワークショップの趣旨に関しては、

これまたサイトより引用する。

2007年から始まる人口減少を控え、国民の間で不安・不透明感が拡大している。国土政策上も地方中小都市の衰退、地域社会の維持が困難な地域の拡大、森林・農地の荒廃など緊喫の課題が表面化しつつある。また、国際的には東アジアが急速に台頭しており、我が国が21世紀中も経済社会の活力を維持していくためには東アジアとの緊密な連携が極めて重要となっている。このような状況には、従来の「開発」中心、視野の中心が国内になりがちな国土計画では対応が難しくなってきていることは明らかである。

 このような困難な背景を踏まえて、21世紀が日本の社会にとってより豊かな実りをもたらすものであるためには、長期的な見通しのもと、様々な社会変化を想定、柔軟な対応が可能な、これまでとはまったく異なる新しい発想の国土政策を構築する必要がある。本調査はそのような新しい国土政策の構築に資するため、2030年における日本の姿のシナリオを作成することを通じ、そのあり方を具体的に検討した。

 通常長期的な計画を考えるためには現状をもとに将来を予測(フォアキャスト)するが、予測どおりにはならないことがほとんどである。これに代わって長期的視野のもと実際的な計画を立てる方法として、将来の想定に基づいて、これからの道筋を定める方法論(バックキャスティング)がある。これはまずマクロな条件をもとに理想的な未来像を想定し、そこから現在を振り返ってみる(バックキャスト)手法である。このことにより、理想とする未来像と現状の間のギャップを正確に把握し、その認識をもとにその未来像の実現に向けてなすべきことを明確にすることができる。このバックキャストのベースになるのが、未来像のシナリオである。このように将来の社会像を具体的に検討することで、多くの人々の間で目標を共有し、またそれに至る実現性の高い計画を立てることが可能になる。この方法は、1997年にスウェーデン環境保護省が "Sustainable Sweden 2021"レポートをまとめる際に使用したことで知られるようになった。

 2030年の日本社会を考えるにあたっては、私たちが今直面する最大の課題である日本、国際社会、そして地球そのものの持続可能性を確保しなければならない。今回の調査では、2030年の日本社会が持続可能であることを大前提に、さまざまな外部要因によって変化し得る日本社会の未来像について四つの異なるシナリオを考え、外部専門家がそのシナリオのロジックを検討・補強し、2030年のあるべき未来像として具体的に描いた。以下にあげる4つのシナリオは、このようなプロセスを経て、長期的な国土計画を作成する際のベースとして作成された。この4つのシナリオを元に、今後、私たちが目指すべき2030年の日本社会像について、全国民的レベルでより具体的な議論が行われることを期待して、ここにその概要を紹介する。

(引用:国土交通省 国土計画局/2030年の日本のあり方)

 

色々と書かれているが、

2030年というキーワードがあることから、

SDGs関連のものとわかる。

 

SDGsって何?

 

あらためて、SDGsの定義について、

いつものようにWikipediaから引用する。

持続可能な開発目標(じぞくかのうなかいはつもくひょう、英語: Sustainable Development Goals: SDGsエスディージーズ〉)とは17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)から成る[1]国連の持続可能な開発目標。

2015年9月の国連総会で採択された[1]『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ』(Transforming our world:the 2030 Agenda for Sustainable Development)と題する成果文書で示された2030年に向けた具体的行動指針。

2015年までの達成を目指していたミレニアム開発目標MDGs)が継承されている。

(引用:持続可能な開発目標 - Wikipedia)

ちなみに、別のサイトには、

17のグローバル目標が添付されており、

そこから引用する。

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(引用:SDGs(エスディージーズ)とは?17の目標を事例とともに徹底解説 | 一般社団法人イマココラボ)

 

SDGs関連だと落合陽一氏の書籍も、

わかりやすいのでおすすめである。

2030年の世界地図帳  あたらしい経済とSDGs、未来への展望
 

 

多様性を受け入れるには

 

さてさて、

いつものように話がそれまくったが、

さきほど『多様性のある社会』で検索した際に、

様々なサイトがヒットしたが、

その中には私が考えていた浅はかな意見とは、

異なる論調のものもあったので添付しておく。

 

参照①:誤解されている”多様性ある社会” – 日本が多様性をもつためにどうすればいいか – | SEEK FREEDOM

参照②:社会の多様性とは? 「9割が勘違い」する本当の意味

 

なるほど、

添付した②の話からすると、

義母の『普通に育ってほしい』という、

義母の意見を受け入れるのもまた、

多様性のある社会には必要なことなんだな。

 

そんなことを考える中で、

たまたま聴いたvoicyでも多様性について、

語られていたので添付する。

 

(2020年1月6日放送)ぺこぱがお笑いの世界に運んできた多様性の衝撃/ Voicy - 今日を彩るボイスメディア

 

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きむかずさんのvoicyでは、

お笑い芸人のネタからの気付きを語っている。

 

添付した回では、

ペコパさんのネタから、

多様性に繋げている。

 

なかなか面白いので聴いてみて欲しい。

 

いつものように、

よく訳のわからん文章になったが、

こんなクソみたいなブログを読んでくれた人には、

感謝感激である。

 

また明日もクソみたいな文章を書いていきたい。