~学びと気付きの場所作り~

◆地域での活動や、日々試行錯誤した事について書いています◆

薬剤師の働き方は今後どうなるのか

昨日も、娘を寝かしつけている間に、

自分も寝落ちして気づけば朝。

 

1日空いてしまったが、

また今日も日記感覚で、

思ったことをつらつらと書いていきたい。

 

要領が悪い

 

いきなりなんだと思われるかもしれないが、

私は要領が悪いなぁと自認している。

 

過去の経歴を見ても明らかである。

大学受験浪人は4年間だったし、

大学在学中も追試の嵐だったし、

薬剤師国家試験も1年間浪人したし。

 

物事の優先順位や、

重要性や必要性といったことを考えず、

さらには試験日から逆算して計画を立てもせず、

心の琴線に触れるというか、

興味をそそられた分野に時間を割いてしまう、

そんな癖があるため試験勉強には向いていない、

と自己分析をしている。

 

具体的には、

大学在学中であれば、

過去問をコピーして満足し、

直前になって過去問を見ながら勉強し、

教科書を読んだ際に、

試験に出ない分野を面白いと思ってしまい、

試験勉強という意味では、

無駄な時間を過ごしてしまう、

そんな感じである。

 

そんな要領の悪い私だが、

最近仕事についても見直さなければなぁ、

と感じたのである。

 

効率を考える

 

薬剤師として現場で働き始めて約10年。

 

がむしゃらにやってきたつもりだったが、

最近になって『このままでよいのか』と、

自問自答するようになった。

 

例えば、

一昨日5月1日の金曜日の業務終了後には、

仕事の仕方を変えなければと強く思った。

 

というのも、

緊急事態宣言が出ているのにもかかわらず、

その日は患者さんの数も多かったのもあるが、

服薬指導と薬歴記載でほぼ1日が終わってしまった。

 

その日の患者の中には、

服薬情報提供書を送りたい患者もいたし、

また、その日にフォローアップの電話をかける予定の患者さんもいたが、

時間がなくそこまで至らなかった。

 

先程の試験勉強に通じる意味では、

私は薬歴記載に時間をかけてしまう傾向がある。

 

患者さんから得た情報がどれも大切だと思い、

記録を効率的にとるという視点が不足している、

と思った次第だ。

 

薬歴記載の必要性に関しては、

様々な意見があるため、

また別の機会に考えたいと思うが、

薬剤師が何をすべきなのか、

何をすることが患者のためになるのか、

そういったことを考えさせられたのである。

 

ジョブディスクリプション

 

そう思うキッカケとなったのは、

NewsPicksで医療業界外の話題を、

聴いたことである。

ちなみにその時の興奮をツイートしたので、

いつものように添付する。

 

 

『WEEKLY  OCHIAI』を見ていると、

あまりにも自分の持つ背景知識が乏しく、

放送中に出てきた単語を、

視聴後に思い出しては調べている。

 

その中で今回取り上げるのが、

『ジョブディスクリプション』である。

落合陽一氏が言っていたこの言葉を、

はじめて聴いた私は、

会話の中でなんとなくこんな意味かなぁ、

と推測するのみで何のことかよくわからなかった。

 

今までの、要領の話だったり、

効率的か否かの話とは若干ずれてしまうが、

自分の働き方を見直すキッカケとなったのだ。

 

そんな『ジョブディスクリプション』については、

いつものように他サイトから引用する。

「ジョブ・ディスクリプション(job description)」とは、職務の内容を詳しく記述した文書のこと。日本語では職務記述書と訳されています。

日本の企業にはこれに相当するものがない場合がほとんどですが、欧米の企業では、日々の業務はもちろん、採用をするにも評価をするにもなくてはならない、というきわめて重要なものです。

ジョブ・ディスクリプションに記載される代表的な項目は、職務のポジション名、目的、責任、内容と範囲、求められるスキルや技能、資格など。特に職務内容と範囲については、どのような業務をどのように、どの範囲まで行うかといったところまで詳細に記述されます。

欧米の企業がジョブ・ディスクリプションを作成する目的は、それぞれの社員の職務について明確に規定し、あいまいさを排除するため。業務上の無駄や非効率が少なくなり、組織の生産性向上につながることが、ジョブ・ディスクリプションによる人事管理のメリットの一つです。また、各社員の職務の成果は、ジョブ・ディスクリプションに記述されていることができたかどうかという客観的な基準で判定されるため、評価への不満や不公平感が起こりにくくなります。

人材を募集する場合も、採用したいポジションのジョブ・ディスクリプションを求人情報として提示し、雇用契約を結びます。求職者はジョブ・ディスクリプションを見た上で応募するかどうかを決めるのが一般的であり、ミスマッチが少なくなるメリットがあります。

これまで、日本の企業の多くにジョブ・ディスクリプションに相当するものがなかったのは、欧米企業の賃金制度が基本的に職務給であるのに対し、日本では職能給が普及していたことが大きな理由。しかし、近年はその状況が変わり始めています。特に、グローバル展開を進めている企業では、海外の従業員が増えるにつれ、ジョブ・ディスクリプションに基づくグローバルな人材マネジメントに移行するケースが増えています。

ジョブ・ディスクリプションの作成にあたっては、その職務に就いている人へのインタビューに基づき、人事や部門のマネージャー、時には幹部クラスも加わって議論しながら定義していくのが通例。ただし、企業の戦略やビジネス状況が変化すれば、職務の目的も内容も変わるため、作成したジョブ・ディスクリプションは定期的に見直しをかけ、更新していくことが重要です。

(引用:ジョブ・ディスクリプションとは | 人事用語集・辞典 | 人事のプロを支援するHRプロ)

 

定義という意味ではこんなところだが、

番組では、この話題の中で、

職務給と職能給の話にもなっていたように思う。

(ちょうど引用先の文章にも同様の問題定義があった)

 

これまた別のサイトから引用したい。

職能給から職務給へ、賃金制度が転換しているのには3つの理由があります。

1つは高度経済成長、労働力人口が放っておいても増加する時代が終了したこと、2つめは、テクノロジーの急速な進化、3つめは成果報酬制度の普及です。

職能給では、社歴が長く年次の高い社員に対してその成果以上に賃金を払うこともあります。

大量生産大量消費で経済成長を遂げていた時代であれば、新入社員をたくさん雇い入れて若手社員に活躍してもらい、全社員の人件費をまかなうことも可能でした。

しかし、このような高度経済成長は終わり、テクノロジーが急速に進化するいま、社歴や経験の長さは職務遂行能力の高さを保証するものではなくなりました。

たとえ年次の高い社員であっても成果以上の報酬を支払うのは困難であり、それぞれの成果に応じた給料を払うべきだという考えが強くなっています。

さらに、働き方は多様化し、2000年代に突入する頃から非正規社員はどんどん増加しています。同じような責任を課していても、正規社員と非正規社員では報酬が異なるケースもあり、身分に基づく待遇格差は不合理なので是正しなければならないとの指摘が相次いでいます。

今後も、職能給から職務給への賃金制度の転換はさらに進むでしょう。

(引用:職能給と職務給の違い | メリット・デメリット・賃金制度の転換について | Beyond(ビヨンド))

 

ここでタイトルをつけたのだが、

ブログの内容に見合っているかどうかは…

いつものように流してくださいまし。

 

今までの薬剤師の働き方や、

給与体系は、どちらかと言えば職能給なのかな、

と思うが、今後の成果主義への転換に対して、

薬局・薬剤師業界がどのように対応すべきか、

色々と考えさせられた次第だ。

 

ちなみに、薬局業界という観点では、

『KPI』という指標が既に導入されている。

素人ながら、成果主義に向けての初めの一歩、

的なものかなぁなんて認識している。

 

『KPI』の定義については、

いつものように引用させていただく。

重要業績評価指標(じゅうようぎょうせきひょうかしひょう、英: Key Performance Indicators, KPI)は、組織の目標達成の度合いを定義する補助となる計量基準群である[1]。KPI はビジネスインテリジェンスにおいて、現在のビジネスの状態を示すものとして使われ、今後の対応策でどうなるかを予測するのに使われる。KPI をリアルタイムで監視することを BAM(ビジネスアクティビティ・モニタリング)と言う。KPI は、リーダーシップ育成、雇用、サービス、顧客満足といった定量的計測が難しいものを定量化する場合に使われることが多い。KPI は(例えば、バランスト・スコアカードのような技法を通して)一般に組織の経営戦略と関連している。

(引用:重要業績評価指標 - Wikipedia)

 

また、厚労省のページでは、

薬局のKPIについて記載されており、

これも引用させていただきたい。

この「新経済・財政再生計画 改革工程表2018」に基づき、かかりつけ薬剤師・薬局及び健康サポート薬局の推進に係る取組の進捗管理をするために、以下のKPI及びその到達目標が設定されています。(【 】が到達目標を示しています。)

(引用:薬剤師・薬局に関するKPIについて)

 

話が脱線しまくったが、

(いつも通りか…)

働き方改革が叫ばれた中での、

今回の新型コロナウイルスパンデミックがあり、

ドラスティックな変化が起こるのは間違いなく、

以前の世界には戻れないことを考えると、

今後も時代の変化に適応しながら、

薬剤師の本質を考えて実践していかなければ、

薬剤師としては生き残っていけないだろうなぁ、

なんてことを考え、だらだらと書かせてもらった。