~学びと気付きの場所作り~

◆地域での活動や、日々試行錯誤した事について書いています◆

釜石地域のICT

今日も、クソみたいな文章を、

淡々と、そして、つらつらと書き殴る。

 

ほんと、自分の文章力のなさを実感する毎日だ。

 

先日の、ECサイトについて妄想を語った記事は、

話の流れが見えない、

論理構成がめちゃくちゃ、

何が言いたいのかわからない、

まさに三重苦のような文章だった。

 

ちなみに、その記事を修正もせずに添付する。

(参照:薬剤師が作ったECサイトってないの? - ~学びと気付きの場所作り~)

もともと、薬局のOTC用の棚のサイズが、

大きいわけでも広いわけでもないことから、

患者さんから受けた相談に対して、

AmazonなどのECサイトで商品選択し、

患者宅にお届けするとすれば、

在庫の問題は考えずにすむなぁ、

でも薬局には何の利益もでないなぁ、

と思って妄想した内容である。

 

そこに、薬剤師の未来を妄想した内容を加味して、

書いたのが上記の添付記事だ。

(参照:薬剤師の未来を妄想してみた - ~学びと気付きの場所作り~)

 

記事を書いて数日が経ち、

改めて考え直してみると、

私自身、薬剤師の対面による販売に、

魅力というか理想のようなものを感じているので、

添付したECサイトの記事のように妄想したが、

より現実的なのは、AIに臨床判断させる展開であろうかと思う。

 

以前に(過去記事ばかりやな)、

イギリスのバビロンヘルスのAIについて、

紹介したことがあるが、それを考えれば、

AIの判断でECサイト上で、

患者の状態や背景を考慮した上での商品選択は、

可能かと思われる。

(参照:AIと医療と私 - ~学びと気付きの場所作り~)

 

さてさて、以前の妄想記事を見直したところで、

今日はICTについて書いていきたい。

 

OKはまゆりネット

 

いきなり何だ?

と思われるかもしれない。

 

私の住む、釜石地域のICTの愛称が、

『OKはまゆりネット』である。

(参照:https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/chiiki-houkatsu/files/032115kamaisisi_ootuticho.pdf)

 

ちなみに、OKは、

大槌と釜石の頭文字をとったもので、

当地域は、釜石医療圏として、

釜石市大槌町を含んでいるために、

英語で同意を表すOKとかけての愛称となった、

と思われる(個人の見解も含まれています)

 

ここで、あらためてICTの定義をおさらいする。

ICTは「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で、通信技術を活用したコミュニケーションを指します。情報処理だけではなく、インターネットのような通信技術を利用した産業やサービスなどの総称です。

ICTは、ITに「Communication(通信、伝達)」という言葉が入っており、ITよりも通信によるコミュニケーションの重要性を強調しています。単なる情報処理にとどまらず、ネットワーク通信を利用した情報や知識の共有を重要視しています。スマートフォンやIoTが普及し、さまざまなものがネットワークにつながって手軽に情報の伝達、共有が行える環境ならではの概念です。

(引用:ICT(情報通信技術)とは?ITとの違いと政府が進めるICTの利活用|発注成功のための知識が身に付く【発注ラウンジ】)

 

引用文にもあるように、

通信技術を用いたコミュニケーションを表すが、

OKはまゆりネットはコミュニケーションを、

円滑にしているのか?と言われれば疑問符がつく。

 

顔の見える関係

 

なぜ疑問符がつくのかと言えば、

釜石地域はもともと顔の見える関係が進んでおり、

医療分野の主要なメンバーは高齢であるためか、

IT技術が入り込みにくい背景があると思うからだ。

 

釜石の医療におけるメリットでもあり、

デメリットにもなっている、この背景については、

過去ブログで紹介したので添付する。

(参照:釜石を福祉の街に - ~学びと気付きの場所作り~)

 

そんな釜石地域のICTである『OKはまゆりネット』

私が考えるメリットとデメリットを思いつく限り、

書いていきたいと思う。

 

(メリット)

・利用可能施設同士でやり取り(メール)可能。

 (メールアドレスを知らなくても送れる)

・セキュリティレベルが高い。

・システム維持が安価。

(デメリット)

・利用可能な端末が決まっている。

・1対1のやり取りが基本となっており、

 1対複数のやり取りはできない。

 

最近感じるのは、

このデメリット面かり生じる、

非効率的な業務である。

 

医師同士のやり取り

 

日頃、在宅患者宅を訪問した際に、

報告書を書くわけだが、その報告書は

医師とケアマネに送ることになっている。

 

ここで、上記のデメリット面が、

操作の面倒くささというか、無駄が出てくる。

 

作成した1枚の報告書を送る操作を、

2回しなければならないわけだ。

 

このシステムを採用したのは、

医師を主体とした組織であり、

誤解を恐れずに言うと、

個人情報流出を恐れて、

セキュリティ面を重視し過ぎたからだと思う。

 

またSNSなどに馴染みのない世代が、

その組織の中心メンバーであることも、

関係しているのではないか、

と想像している。

 

なぜなら、私が思うに、

医師のやり取りは、

基本的に1対1なのではないかと思うからだ。

(医師ではないのでわからないが)

 

紹介状を書くときや、

指示書を書くときなど、

その典型ではないかと思う。

 

また、デメリット面に挙げた、

『利用可能な端末が決まっている』ことが、

効率性を無視した業務になってしまう、

原因となっている。

 

釜石の診療所では、基本的に、

1人(もしくは2人)の医師しかいない。

 

このシステム自体、

診療所内では、

基本的に医師1人が使うので、

大きな問題にならないと思う。

 

しかし、薬局や介護施設では、

利用する職種が複数人いることが多い。

 

薬局であれば薬剤師だし、

居宅系の介護施設であればケアマネである。

 

ちなみに、

利用可能な端末が決まっているというのは、

基本的にシステム利用可能なパソコンのことで、

例えば私の勤務する薬局であれば、

薬剤師が3人に対して端末は1つである。

 

また、外出先で使用できないことにもつながり、

介護系の職種ではなおのこと利用するための

ハードルがあがってしまう気がする。

 

さてさて、こんなシステムを利用している釜石市

どんなものにも、メリットとデメリットがあり、

建設的な議論が必要だと思っている。

 

そこで、明日も引き続き、この話題を継続し、

私がどう考えてどのように行動したのか、

書いていきたいと思う。