どんな人とどんな場所で働きたいのか
最近NewsPicksというアプリで記事を読んでいる。
経済的視点やビジネス関連の話題に疎いので大きな刺激を受けている。
先日、読んだ記事に色々と感銘を受けた。
と言っても、読んだのは2月後半で、その時に下書きとして書き途中で放置していた。
それの続きを書いて公開した次第である。
育成と理念
サッカーの指導者になりたかった頃の話。
指導者向けの雑誌を定期購読したり、
運動生理学の書籍を購入して読んだり、
クラブ経営について学んだり、
スタジアムなどの環境整備について学んだり、
とにかくサッカー関連のことには何でも興味があったし、自己学習ではあったが好奇心が尽きることがなかった。
そうやって学んだことは、薬剤師として働いている今、私の中で重要な指標になっていると感じる。
テモナ取締役CTOの中野賀通さんのインタビュー記事を読んでいて、育成型のサッカークラブの運営方法が頭に浮かんだ。
下部組織の運営がしっかりしており、国内外から人材を集め、若いうちからクラブの理念に沿って選手を育てていく。
トップチームに上り詰めて活躍した選手が、より大きな利益をクラブにもたらして移籍していく。
そんな構図と似たものを感じたわけだ。
まぁ私の頭の中は至極単純で、浅はかな発想しかできないので、ツッコミも多々あるだろうが、ご容赦いただきたい。
育成に必須の環境整備
育成には環境整備が必要であり、これはどの分野にも共通すると感じる。
いくら素晴らしいカリキュラムがあったとしても指導者の質次第では効果的とは言えなかったりする。
薬剤師業界でも同様だと感じている。
いくら知識を増やしても、それを発揮する環境にないなんてこともザラにある。
例えば、いくら病態や薬理や統計や疫学などの知識を深めたところで、先輩薬剤師から「医師に意見するんじゃない」なんてことを言われたら何も行動できないことが実際にあるらしい。せっかく得た知識を活用できない現場があるようだ。
また、服薬情報提供書を活用しようといった話題に触れ、実際に送ろうと思ってみても、社内に情報提供した経験がないのであれば、なかなか行動に移すのは難しいだろう。
上記のような例は極端なものではなく、ひと昔前ならよくあった話だと思う。薬剤師として今はないと信じたいところであるが…
理念を行動にうつすには
いつものように話が脱線するが、サッカークラブの選手育成に話を戻そう。
世界的に選手育成に定評のあるクラブとして、FCバルセロナがある。
(最近の様子は追いかけていないため、イメージとしてバルセロナをあげた)
トップチームから下部組織まで、ポゼッションを大切にするサッカーを展開している。
そうした選手育成を考える際に、重要なのは、模範となる選手がいるかということだろう。
バルセロナで言えば、グァルディオラ、シャビ、イニエスタ、ブスケツ、と俗に言うピボーテの位置に、どの時代にもバルセロナのサッカー哲学を体現する選手がいた。
シャビがグァルディオラを模範としたように、そうした存在がいるからこそ、サッカー哲学が受け継がれていくのだと思う。
そうした模範となる存在がいなければ、いくら育成カリキュラムが整っていたとしても絵に書いた餅になってしまうだろう。
そう考えると、薬剤師業界で、いくら新人教育のカリキュラムが整っていたとしても、現場に模範となる存在がいなければ意味がないと思うのだ。
そうした意味では、新人研修だけでなく、既存の薬剤師の育成に手をつける必要があるかもしれない。
これから就活をする薬学生がいたら、就職説明会だけでなく、実際に現場を見学してもらいたいと思う。
説明会でいくらいいことを言っていても、現状何もできていないこともあるかもしれないからだ。
誰と働くか
先にタイトルをつけて、途中で中断してまた書きはじめたこともあるのだが、内容とタイトルが完全に合わなくなってしまった。
強引に繋がるのであれば、育成カリキュラムがしっかりしていると説明会で言われたとしても、その薬局にどんな薬剤師がいて、日頃どんなことを実践するかを知ることは重要であるということか。
そんなことを考えていたら、昔読んだ記事を思い出したので添付したい。
「職業・原崎大作」、という薬剤師とはたらく | 薬剤師ライター仕事百科
原崎さんの記事だが1番最後の『誰とはたらくかで人生は決まる』という表現を思い出したわけだ。
そんな感じで、今日のブログは終わりにしようと思うが、途中で中断した文章を、時間をあけて書くのはなかなか難しいなと感じた。
書き切ってしまう必要があるなぁ。