~学びと気付きの場所作り~

◆地域での活動や、日々試行錯誤した事について書いています◆

学生時代に考えていたこと〜夢と現実〜①

昨日更新したブログで、

サッカー漫画や思い出について述べたが、

今回もその続きのような形でつらつらと書いていきたい。

 

GKコーチの存在は希少

 

GKが好きではじめたサッカーであったが、

GKコーチもいなければ、

同学年にGKもいない。

高校入学まで先輩から教えてもらうこともなく、

レーニング方法などは自分で書籍を見つけて試行錯誤していた。

そんな私が小中学生時代に思っていたのは、

どんな職業についても、

ボランティアでいいからGKを教えられるようになりたいということだった。

 

なぜそんなことを考えていたのかと言えば、

その後もGK一筋でサッカーをする中で、

GKに対する理解が乏しいと思っていたからである。

 

サッカー経験がある方もない方も、

GK経験がない方の理解が乏しいと感じていたのだ。

 

そんなことを思っていた当時、

どうやら欧州では子供達に人気のポジションはGKだという。

環境や文化の違いと言ってしまえばそれまでだが、

どうやったら子供達がGKをやりたくなるのか、

そういったことを子供ながらに考えていたと思う。

 

誰もが一度は夢見る

 

誰もが一度は思うのかもしれないが、

私も将来サッカー選手になりたいと夢見ていた。

今思えば、

自分の実力を客観視できなかったのだが、

子供だからそんなもんだろう。

昨日紹介したサッカー漫画の作中のGKのように、

イタリア留学したいと本気で思っていた。

 

まぁそんなことを思っていても、

どこかで自分の実力を思い知る時がくる。

そんな時にどんな行動ができるかが、

その後の人生を決める。

 

以前のブログで紹介した釜石出身のJリーガーのnote記事にあるように、

成功者のメンタリティというのは物凄いものがあるのだが、

私は残念ながら精神的にも弱く、

自分の意思を貫くことは出来なかった。

(http://manabi-to-kiduki-no-bashodukuri.hatenadiary.jp/entry/2020/02/18/070026)

 

思い返せば、

GKをしている時も、

観客の発言が気になっていたし、

(集中力がないんですよね)

どちらかと言うと『他人からどう見られているか』気にしてしまうタイプだった。

(リアルに私を知る人は、その髪型がどう見られているか気にした方がいいのでは、と思うかもしれないが)

 

『プロ選手になりたい』

という気持ちに対して、

現実を見せつけられた結果、

一応公立の進学校にいた私は、

(私の成績は下から数えた方が早かった)

周囲の流れに乗っかり、

大学受験をすることになる。

 

『他人からどう見られているか』

を気にしてしまう私は周囲の流れに身を投じやすいメンタリティであったと思う。

そんな私だが、

『この先どんな進路を選ぶべきなのか』

を考え悩んでいた。

 

進路に悩んでいた時期

 

当時の私は、

高校から先の進路の延長上に、

将来なりたい職業があるべきと考えていたからだ。

 

私の育った家庭では、

両親と色々な話をしていたこともあり、

将来の進路のことも両親に相談した。

 

服飾デザイナーに憧れていたときには、

服飾の専門学校に行きたいと思っていた。

父は許してくれたが、

母は「学歴社会が薄まってきたとはいえ、大学くらいは出ておきなさい」と言った。

大きな反抗期のなかった私は、

母の言うことを飲み込み、

また考え悩んだ。

 

大学にいくのであれば美大に行きたい。

そう思った私はまた両親に相談。

父は許してくれたが、

母は「あなたが絵を描くのが好きなのは知っているけど、それで食べていける人は一握りよ、美大じゃない大学にしたら?」とのこと。

母の発言の背景には、

母の兄であり私からすると叔父の姿を見ていたことが関係している。

というのも、

叔父はフランスに留学した経験もあるステンドグラスアーティストだからだ。

その叔父を間近で見ていた母は、

美大を出た後の大変さを知っており、

私のことを心配してそのように言ったのだろう。

ここでも、

母の発言を飲み込みまた悩み続けた。

 

美大でない大学ということで、

建築学部に行って建築家になりたいと思った。

建築家になりたいと思った時には、

浪人することが決まっていた。

当時の私はそれでもなおデザインという分野の勉強をしたかったらしい。

今回は両親ともに「頑張ったら」と認めてくれた。

 

両親との話がまとまったところであるが、

長くなりそうなので、

ここらで一回中断したい。

浪人以降のお話はまた後ほど。