メガネを紛失して気づいたこと
毎日更新継続中
今日は完全に日記感覚の内容である
文章トレーニングのつもりで気軽に書いていきたい
今、私は東京に来ている
24日の9時から開催される
日本プライマリ・ケア連合学会の研修会に参加するためだ
COVID-19の話題で持ちきりの日本
東京駅周辺を見る限りは
歩いている人々のマスク着用率が高いなと思うくらいで大きな変化はない
当然である
23日の土曜日に東京入りし
17時30分から懇親会に参加
20時30分に懇親会が終わり
男8名程で二次会へ
久しぶりに会うプライマリの仲間達と楽しい時間を過ごすことができた
真面目な話から他愛のない話まで
あっという間であった
ホテルに行くと即寝てしまったわけだが
朝起きて大変なことに気がついた
メガネが無かったのである
メガネのない世界で
朝起きてメガネがないという経験は今までもあった
というのもメガネをかけたまま寝てしまう癖があり
寝ていて無意識にメガネを外してしまうのだろうか
起床後に慌てることはあっても
紛失したことは一度もなかった
ホテルの部屋の中はくまなく探し
記憶を頼りにホテルまで歩いた道を遡る
お酒の影響もあり
断片的な記憶をメガネなしのぼんやりとした視界で彷徨い歩く
途中すれ違う人を睨みつけないよう
人の顔を見ることはしなかった
小心者な私はトラブルになるのが嫌であったが
今時「何見てんだよ」といった形で絡まれることなどあるのかはわからない
酔い潰れてしまった仲間を送ることもあり
二次会の飲み屋から神田のホテルまでタクシーを使ったのだがそこに忘れたのかもしれないと思い
『タクシー 紛失物』とGoogleで検索する
タクシーの紛失物を探すのにレシートの有無で異なるらしい
私はレシートをもらっていないし同乗の仲間ももらっていなかったと思われる
レシートなしの場合は警視庁のホームページを見るよう誘導され『落とし物検索』ページで探すも届いていないようだ
昨夜から8時間ほどしか経過していないので当然と言えば当然である
その後も何度探すもメガネは見つからない
本来ならば9時20分から研修会開始であり
探している間に刻々と時間が過ぎていく
これはメガネを作るしかないか…
余計な出費であるが仕方ない
スマホに目を近づけメガネ屋を検索
どの店も早くて10時から開店するようだ
研修主催者の先生へ連絡し
午前中はメガネを作りに行き
午後から研修会に参加することにした
メガネをかけた世界へ
研修会が神田駅近くということもあり
神田のホテルを使っていたわけだが
駅周辺にあるメガネ屋は2〜3軒
即日お渡し可能な店で
在庫もありそうなメガネスーパーに行くことを決めたのだが気がかりが1つあった
完全予約制の文字だ
しかも前日までの予約らしい
ダメもとでお店に行くことにした
ホテルから歩いて3分ほど
Googleマップの誘導で到着するも
祝日ということもあり休みであった
さてどうしようかと思い
東京駅まで出ることにした
目的地はJINSグランルーフフロント店
電車に揺られ
と言っても一駅だが
メガネがないと看板の文字も見えず
すれ違う人が多いと怖さや不安が湧き上がる
何とか東京駅地下に到着
グランルーフフロントの店舗案内図でJINSを探すが
相当近い距離で見ないと文字は見えないし
改めて自分の視力の悪さに辟易とした
ようやくお目当のJINSに着き
フレームを物色していると店員さんが話しかけてきた
丸いフレームのメガネの似合う女性
今日中にメガネが欲しいことを伝えると
その後の対応がスムーズでとても助かった
接客時の会話の距離感とでもいうのであろうか
事務的すぎず
フレンドリーすぎず
なんとも絶妙な距離感である
メガネ選びでなんとも心地よい時間を過ごせたのは初めてであった
的確に客のニーズを引き出し
たまに雑談のような形で話題提供もあったが
内容も「メガネを紛失される方はけっこういますよ、多い時期が3つあって年末・年始・お花見ですね、皆さんお酒を飲んで無くされるようで、再度作りにくる時に申し訳なさそうに来店されます」
と私の心情を慮ってのもので
状況から外れ過ぎずスムーズ
店に入ってメガネができるまで約30分
あっという間だったなと感じたのも
接客がうまい方だったんだな
と思った次第である
さて無事メガネが出来たのであるが
メガネをかけて見る世界は当たり前であるがくっきりとした視界を得ることができたのだが
ふと白内障の手術をした患者さんが
手術前の視界と手術後の視界のあまりの違いに驚いていたことを思い出した
視力が低すぎるのも考えものだが
こんな経験ができて良かったと思うことにしよう
さてこれから研修会会場へ向かうか