釜石コンテントの終焉
毎日更新
やっと1週間継続といったところだ
今日も気ままに書いていきたい
テーマは釜石コンテントについて
有志の勉強会・釜石コンテント
釜石コンテントとは
2015年に市内の薬剤師4名で立ち上げた有志の勉強会である
開催していた当時
参加者に送っていた文章を以下に記す
(勉強会設立の経緯と名称の意味)
薬剤師の存在が問われる昨今、 私たちの能力向上は必須となっております。
しかし、日々の業務の忙しさ、または、家庭の状況など、なかなか勉強する事ができないのが現状かと思います。
そこで、 誰もが気軽に勉強する事ができる場所作りが必要だと考えました。
それが、有志の勉強会、釜石コンテントです。
コンテントは名詞として使われる場合は内容、 動詞としては満足させる、という英単語から取りました。患者さんや多職種、 そして地域の人々を満足させる薬剤師になろう、という想いが込められております。
こんな感じで
開催してきたわけではあるが
昨年2019年9月の開催を最後に
無期限活動休止という形をとらせてもらった
①2015年4月〜2016年3月→8回開催
②2016年4月〜2017年3月→13回開催
③2017年4月〜2018年3月→21回開催
④2018年4月〜2019年3月→23回開催
⑤2019年4月〜2019年9月→11回開催し休止
2016年11月以降は
毎月論文抄読会を開催していたこともあり
回数が増えている
月に1〜2回は何らかの勉強会を開催していたわけだ
内容はそれぞれ微妙に異なるが以下の通りである
①の時期
・薬物動態5回
・参加者が演者の講演会形式1回
・医療事務も対象のもの2回
薬物動態はどんぐり未来塾の内容を参照しての開催
医療事務対象の回はケアマネを講師に介護保険についてのもの1回と調剤報酬に関してのもの1回
②の時期
(私が県内外の研修やセミナーで得た知識を伝達しながらワークを入れて共に考えてもらう形式)
以下にタイトルを記す
・患者さんに健康意識を持たせるコミュニケーション
・服薬情報提供書を活用しよう
・体調チェックフローチャートを使ってみよう
・ポリファーマシーって何?〜老年医学との関連〜
・薬剤師の臨床データ活用(講師は私と市内の医師の2名)
・薬物動態の患者さんへの使い方
・災害について考える
・看取りや死生観を考える(講師は私と市内のケアマネの2名)
③の時期
・日頃抱く疑問との向き合い方①
・日頃抱く疑問との向き合い方②
・風邪に対する薬剤師の関わり方その1
・風邪に対する薬剤師の関わり方その2
・薬剤師の栄養評価とは
・薬剤師が気付く摂食嚥下と口腔機能
(それ以外の3回は市内の管理栄養士に講師を依頼し3回中2回は医療事務も対象とした)
④と⑤の時期
相互作用に関する書籍を参加者で読みながら
あれやこれや話し合う会
なぜ活動休止としたのか
お気づきの方もいるかと思うが
④の時期以降
内容が淡白になっている
これにはまず私自身の環境の変化が影響している
それまでは講師を担当していたこともあり
資料作りも担ってきたが
2018年5月に第一子を授かったため
なかなか時間をさけなくなってきたのだ
そこで
前々から温めていた企画ではあったが
『薬の相互作用としくみ』という分厚い本をみんなで読み込んでいく
という内容に変更した
私自身の負担軽減もあるが
相互作用は薬剤師の職能を考えると外せない分野であるため前々から考えており
決して付け焼き刃だったわけではない
ただ開催した感じたのは
書籍を読み、その内容をテーマに話し合う
という流れは緊張感を保つという意味でなかなか難しかったということだ
また上記の開催スケジュールを見れば分かると思うが
月に1〜2回も勉強会があるのは
参加者にとって負担になっていたと思われる
ちなみに釜石コンテント以外にも
釜石地域の研修会や勉強会があるため
多い時で月に4回は何かしらの勉強会が開催されていたことになる
可処分時間
皆さんは可処分時間という言葉をご存知だろうか
私は最近
その中で知った言葉である
私は今まで知らなかったのでお恥ずかしい限りである
可処分時間とは、消費者が自分の意志で自由に使える時間のこと。1日の単位で見た場合、睡眠や食事、仕事、家事といった生活を維持するのに必要な時間を除いた、残りの時間のことである。
(シマウマ用語集から引用)
今考えて見れば
参加者には相当な負担だったのだと反省するばかりで
可処分時間を奪ってしまい申し訳ない気持ち一杯である
(参加者がほぼほぼ固定されてしまっていたことも可処分時間の問題だけでなく不満やマンネリに繋がったと思っている)
まぁこんな感じで釜石コンテントを無期限活動休止とするにいたった理由を考えると
・可処分時間を奪い続けた結果、参加者の不満につながってしまったから
・コンテンツ内容が参加者の満足感を満たすにあたらなかったから
という2点があげられると思う
しかしながら
冒頭の釜石コンテント開催経緯にも記したように
私たち薬剤師は生涯学習が必要で
どのように学習していけばよいか
という課題はついて回るわけである
もちろん
薬剤師という国家資格を持っている以上
勉強するのは当たり前である
そこは前提ではあるが
学習内容とは学習者の関心に左右されることが多いと考えると
何かしら気付きを得る場所は必要ではないか
というのが私の考えである
中途半端なところで終わりとするが
学習や勉強といったテーマに関しては今後もブログに書いていきたい