~学びと気付きの場所作り~

◆地域での活動や、日々試行錯誤した事について書いています◆

地域連携のためのケアカフェ

連携をすすめるためには、

以下の2つが必要だと、前回ブログで述べました。

・顔の見える関係作り

・腕と腹の底の見える関係作り

 

その両方を並行して進めると、

連携もすすみ、

住みよい街となるのではないか、

そう信じて活動しております。

 

manabi-to-kiduki-no-bashodukuri.hatenadiary.jp

 

今回のブログでは、

ケアカフェかまいしについて

お話したいと思います。

 

ケアカフェって何ですか?

 

ケアカフェとは、

北海道の旭川で緩和ケアにたずさわる阿部先生が、

東日本大震災をキッカケとして2012年にはじめた活動です。

 

実際どんな様子なんですか?というと

 

ケア☆カフェでは、ジャズの流れるカフェのような雰囲気の中、

コーヒーなどを飲みながら、 4〜5人のグループに分かれて

テーマに沿った会話を楽しみます。

席替えをして話を深め、さらに内容を全員で共有し、

いろいろな意見を持ち帰ることを目的にしています。

最後は、自由に交流する時間も設けています。

日頃、ケアに携わるみなさまのご来店をお待ちしています。

 (引用:ケアカフェジャパン・ホームページ)

 

この文章を見てもどんな様子か分からないと思います。

現在、全国100ヶ所以上で開店されていますので、

お近くのケアカフェを見つけて是非参加してみてください。

 

https://www.carecafe-japan.com

(ケアカフェジャパンのホームページ)

 

ケアカフェの凄いところ

 

ケアカフェの何が凄いのか?

私は以下のように考えています。

・誰でも開催しやすくしている

・誰もが参加しやすくしている

・誰でも気持ちよく参加できる

 

誰でも開催しやすくしている

ケアカフェジャパンのホームページでは、

新たにケアカフェを開催したい方が迷わぬよう、

コツや資料を公開しています。

ケアカフェに参加した方で、

もしも自分のいる地域で開催したい方は、

是非ともご覧ください。

 

誰もが参加しやすくしている

ケアカフェには、毎回テーマがあります。

その設定にもケアカフェらしさがあるのです。

とにかく敷居を下げるのが、その特徴だと思います。

誰もが話しやすいように、テーマを限定しすぎず、

奥行きと幅を持っているのです。

 

誰でも気持ちよく参加できる

カフェという単語がついているように、

リラックスした雰囲気の中、

お互いの意見を否定せず、

お互いを尊重して繰り広げられるお喋り。

そんな雰囲気を各ケアカフェの運営は心がけていると思います。

 

釜石でのケアカフェ運営

上記のような特徴のあるケアカフェ。

ケアカフェかまいしは、

顔の見える関係づくりの場所としてとらえています。

 

https://www.facebook.com/carecafe.kamaishi/

(ケアカフェかまいしのfacebookページ)

 

年に4回のペースで、

参加者をおもてなす気持ちを忘れずに、

運営全員で楽しみながら継続しています。

 

運営メンバーは、

・ケアマネージャー

社会福祉士

・薬剤師

 

参加職種も様々です。

医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、

社会福祉士、ケアマネージャー、福祉用具相談員、

行政、医薬品卸、などなど。

また、旅館の女将や食品加工会社職員、

といった、医療や介護以外の職種の方も参加されています。

 

それは何より、

ケアという言葉が持つ広さに基づいたものであると思います。

 

医療や介護職の方でなくても、

人は皆、誰かをケアし、誰かにケアされており、

ケアに関わらない人はいないのではないでしょうか。

 

ケアカフェのもたらす効果

 

顔の見える関係作りの場所として開催しておりますが、

腕と腹の底の見える関係作りの場所としても機能している、

と私は考えています。

 

それは主に、腹の底、

つまりマインドの見える関係作りに繋がっていると思うのです。

 

テーマに対して、

それぞれの職種なりの考えを共有できるケアカフェ。

 

関わる対象である、利用者さん、あるいは患者さんに対して、

専門職としての見解を述べ、

その見解の根底にあるマインドが共有される。

 

この活動を続けていき、マインドの見える関係が、

この地域で沢山できれば良いな、そう願っています。

 

2つの関係づくりを並行する

 

釜石コンテントを腕と腹の底の見える関係作りの場所として、

ケアカフェかまいしを顔の見える関係作り、また、

腹の底(マインド)の見える関係づくりの場所として、

私は考えています。

 

まだまだ、始めて2年ほどの活動ではありますが、

今後も継続することで、より良い街作りの一助となれば、

と考えています。

 

次回は、タイトルにもある、

場所作りの意味や効果について書いていきたいと思います。

今回も、駄文拙文の中、

最後までお読みいただきありがとうございました。